2025.04.30
ピラティスは週何回・月何回が理想?月2回・月4回・週2回の違いを研究から解説

ピラティスの理想の頻度は、初心者なら週1回(月4回)、慣れてきたら週2回(月8回)が目安です。慢性腰痛の方を対象にした研究では、週1回より週2回のほうが改善が大きく、週3回は週2回とほぼ同じでした。頻度を間違えると効果を実感できなかったり、無理がたたってけがや挫折につながったりします。本記事では、目的別・ライフスタイル別の最適な頻度から、月何回で効果が見込めるか、マット・マシン別の理想回数、通えない週のセルフケアまで、理学療法士監修で解説します。
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30秒でわかる結論(2026年10月更新)
| 頻度 | 位置づけ | 向いている方 |
|---|---|---|
| 月2回 | 維持・リフレッシュ | 忙しい方(自宅での復習とセットで) |
| 月4回(週1回) | まずはここから | 初めての方・習慣にしたい方 |
| 月8回(週2回) | 変化を早めに感じたい方の目安 | 姿勢・体力づくりを進めたい方 |
| 週3回以上 | 週2回と大きな差はない | 回復の時間も確保できる方 |
根拠は研究でわかっている頻度の目安で紹介しています。効果を感じるまでの期間はピラティスの効果はいつから?をご覧ください。
ピラティスの頻度は「目的×ライフスタイル」で決める
ピラティスを週何回受けるべきかは、「何を目指すか」と「無理なく通えるか」の掛け合わせで決めるのが正解です。ダイエットや引き締めを目指す方と、姿勢・肩こりを改善したい方では、最適な頻度もメニューの強度も異なります。
頻度を間違えると、効果を実感するまでに余計な時間とお金がかかります。一方で、理想の頻度にこだわりすぎて生活に無理が出ると、継続そのものが難しくなります。まずは目的に合った目安を知り、そのうえで自分のライフスタイルで続けられる回数に落とし込みましょう。
研究でわかっている頻度の目安
「週何回が正解か」は目的や体調によって変わりますが、参考になる研究があります。
- 週2回で、週1回より改善が大きかった:慢性腰痛の方296名を、ピラティス週1回・週2回・週3回のグループに分けて6週間続けた研究では、週2回と週3回のグループで、週1回より痛みや生活の支障の改善が大きく、週2回と週3回の差はほとんどありませんでした(Miyamoto et al., 2018)。
- 週2回・12週間で、筋持久力と柔軟性が向上:健康な成人50名が1回60分・週2回のピラティスを12週間続けた研究では、腹筋の持久力、太もも裏の柔軟性、上半身の筋持久力が向上しました。一方、姿勢やバランスには、運動をしなかったグループと比べて差がみられませんでした(Kloubec, 2010)。
- 柔軟性・動的バランス・筋持久力:健康な人を対象とした研究をまとめたレビューでは、ピラティスで柔軟性と動的バランスが高まることに強い根拠、筋持久力には中程度の根拠があるとされています(Cruz-Ferreira et al., 2011)。
- 国の目安は「筋トレ週2〜3日」:厚生労働省のガイドでは、成人・高齢者に筋力トレーニングを週2〜3日行うことを推奨しています。
まずは週1回で動きと習慣を身につけ、慣れてきたら週2回を目指す。これが、研究の結果に沿った無理のない進め方です。痛みや持病がある方は、医師に相談のうえで始めましょう。
出典:Miyamoto GC, et al. Different doses of Pilates-based exercise therapy for chronic low back pain: a randomised controlled trial with economic evaluation. Br J Sports Med. 2018;52(13):859-868./Kloubec JA. Pilates for improvement of muscle endurance, flexibility, balance, and posture. J Strength Cond Res. 2010;24(3):661-667./Cruz-Ferreira A, et al. A systematic review of the effects of Pilates method of exercise in healthy people. Arch Phys Med Rehabil. 2011;92(12):2071-2081./厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
【目的別】ピラティスは週何回が効果的?
目的別の目安は、ダイエット・引き締めなら週2〜3回、姿勢・肩こり改善なら週2回、リハビリ・柔軟性向上なら週1〜2回です。それぞれの理由を解説します。
ダイエット・引き締め:週2〜3回(初心者はまず週1回から)
体型の変化を目指すなら、理想は週2〜3回です。体型を変えるには、ピラティスで体幹や全身の筋肉を使うことに加えて、食事や日常の活動量の見直しも欠かせません。ピラティスは、無理なく運動を続けるための土台づくりに役立ちます。
ただし、運動習慣のない方がいきなり週3回から始めると、疲労の蓄積によるけがやモチベーション低下につながりかねません。まずは週1回(月4回)で基礎の動きと習慣を身につけ、身体が慣れてきたら週2〜3回へ増やしていく段階的なアプローチがおすすめです。適度な休息は筋肉の回復と成長に欠かせないため、毎日詰め込む必要はありません。
ピラティスとダイエットの関係は「ピラティスでダイエット効果はある?理学療法士が語る」で詳しく解説しています。
姿勢・肩こり改善:週2回
猫背や巻き肩、肩こりの改善を目指すなら週2回が効果的です。姿勢の癖は長年の生活習慣で身についているため、正しい身体の使い方を「忘れる前に思い出させる」一定間隔での反復が大切です。
全身をまんべんなく動かして筋肉を鍛えると、柔軟性の向上や身体のバランスを整える効果が期待できます。呼吸を意識しながら行えば、ストレス解消やリラックスにもつながります。
リハビリ・柔軟性向上:週1〜2回
リハビリ目的や柔軟性を高めたい方は、週1〜2回が目安です。ピラティスは特定の部位に無理なくアプローチしやすく、筋肉の緊張をほぐして可動域を広げ、けがのリスク軽減も期待できるエクササイズです。
短期間で変化を求めて無理に回数を増やすのは逆効果です。頻度や強度を急に上げると身体への負担が大きく、状態の悪化を招く恐れがあるため、担当インストラクターと相談しながら進めましょう。

【月何回?】月2回・月3回・月4回で見込める効果の違い
月単位で考えると、初心者の基準は月4回(週1回ペース)です。回数ごとに期待できる効果が異なるため、目安を整理します。
月4回(週1回ペース)|初心者・習慣化したい方の基準
月4回は、ピラティスに必要な筋肉や動作の基礎を作り、生活の一部として習慣化するのに適した頻度です。週1回のペースで動きを身体が覚えやすく、3ヶ月(12回前後)ほど続けると姿勢や柔軟性の変化を実感し始める方が多くいらっしゃいます。
月3回|リフレッシュ・心身のメンテナンス目的
家事や仕事の合間の気分転換が目的なら月3回でも十分です。動きと呼吸を連動させるピラティスは心身の緊張をほぐし、リラックスやストレス緩和につながります。ただし、体型をはっきり変えるほどの効果は期待しにくいため、ダイエット目的の方は回数の見直しをおすすめします。
月2回|忙しい方の維持ペース(工夫が必要)
週1回も通えない方は月2回から始めましょう。回数の少なさを補うために、自宅での復習や日常生活で呼吸・姿勢を意識する工夫が求められます。1回ごとのレッスンに集中して取り組むこと、あるいは指導が濃いパーソナルレッスンに切り替えることで、少ない回数でも効果を高められます。

マット・マシン別の理想頻度|どちらが効率的?
種類別の目安は、マットピラティスが週2〜3回、マシンピラティスが週1〜2回です。マシンの方が少ない頻度でも変化を感じやすい傾向があります。
マットピラティス|週2〜3回・変化はゆるやかに現れる
マットピラティスは自分の体重を使って行うため手軽に始められますが、正しいフォームの習得に時間がかかり、変化は回数を重ねることで徐々に現れます。週2〜3回の頻度で継続すると、インナーマッスルの強化や柔軟性の向上、姿勢改善が期待できます。自宅でも取り組めるのが大きな利点です。
マシンピラティス|週1〜2回・結果を感じやすい
マシンピラティス(リフォーマーなどの専用マシンを使う方法)は、マシンが動きを補助してくれるため初めての方でも正しいフォームを保ちやすく、負荷を一人ひとりの状態に合わせて調整できます。狙った筋肉に効率的にアプローチできるぶん、週1〜2回でも変化を実感しやすいのが特長です。
効果が現れるまでの期間の詳細は「マシンピラティスの効果は?何回目から変化を実感できるか」を、マットとマシンの選び方は「マシンピラティスかマットピラティスか?選び方」をご覧ください。
両方の組み合わせで効率よく鍛えられる
マットとマシンはアプローチが異なるため、組み合わせると互いの弱点を補えます。スタジオではマシンで正しいフォームと筋力を身につけ、自宅ではマットで復習する、という使い分けが効率的です。
自分に合った頻度の見つけ方と無理なく続けるコツ
自分に合った頻度を見つける方法は、体験レッスンで確かめる・控えめに始めて徐々に上げる・インストラクターに相談する、の3つです。
1. 体験レッスンで「無理なく通えそうか」を確かめる
レッスンの時間帯・強度・雰囲気はスタジオによって異なります。体験レッスンで実際に足を運び、自宅や職場からの通いやすさ、予約の取りやすさを含めて「この頻度で続けられそうか」を確かめるのが最も確実です。
2. 最初は控えめに設定し、慣れてきたら徐々に上げる
不慣れなうちに強度・頻度を上げると、けがにつながる可能性があります。最初は月2〜4回の範囲で始めて、身体が慣れてきたら週2回へ増やすなど、段階的にレベルを上げていきましょう。週1回の強度の高いレッスンがつらくなくなってきたら、筋力・体力がついてきたサインです。
3. 担当インストラクターにアドバイスをもらう
レッスンを担当するインストラクターは、一人ひとりの身体の状態を把握しています。「どんな目的で頻度を変えたいか」を伝えれば、その人に合った具体的な提案を受けられます。理学療法士など医療系資格を持つスタッフのいるスタジオなら、身体の不調を踏まえた相談もしやすくなります。
ライフスタイル別の続けやすい目安
- 会社員・ワーママ:週1回のスタジオレッスン+週1〜2回の自宅での軽い自主トレ
- 専業主婦(夫)・フリーランス:目的に合わせて週1〜3回。時間の融通が利く方は週2回以上で変化を早めに
- 産後ママ:産後2ヶ月以降、医師の許可を得てから週1回で。詳しくは産前・産後のピラティスへ。体調と赤ちゃんとの時間を優先しながら調整
- 学生・パート:週1〜2回。費用面はグループレッスンや自主トレの併用で調整
なお、結果を急いで毎日詰め込むのは禁物です。疲労が蓄積するとけがや挫折につながります。ピラティスは地道な継続で少しずつ効果が積み上がるエクササイズです。

通う回数を増やせない方のセルフケア5選
スタジオに通えない週は、姿勢・呼吸・軽い運動を日常に取り入れることで効果の維持が期待できます。
- 正しい姿勢と胸式呼吸を日常で意識する:お腹に軽く力を入れ、頭から足先まで一直線をイメージ。肋骨を広げるように胸で大きく呼吸します。レッスン中だけでなく日常で意識することが効果の定着につながります。
- 自宅でストレッチ・腹式呼吸に取り組む:首をゆっくり倒す、腕を天井に伸ばして左右に倒すなど、ゆっくり伸びを感じながら行いましょう。寝る前にゆっくり呼吸を整えると、リラックスしやすくなります。
- 自宅でできるピラティスを行う:ペルビックカール(仰向けで膝を立て、お尻から背中を順に持ち上げる動き)は姿勢改善や体幹強化に取り組みやすい種目です。NaturaのYouTubeチャンネルでも自宅でできるピラティスやヨガを紹介しています。
- レッスンのない日に有酸素運動を取り入れる:ウォーキングや軽いジョギングを週1〜2回、10〜20分程度。ピラティスで身につけた姿勢を意識すると、歩くときのフォームも安定しやすくなります。
- 無理のない範囲で楽しむ工夫を:散歩コースを変える、好きな店に立ち寄るなど、続けたくなる仕掛けがモチベーション維持のコツです。
Natura姪浜なら週1回から。マシン+ヨガ併用で週2回の通い方も
福岡市西区姪浜のNatura姪浜スタジオでは、どのコースも月4回(週1回ペース)から無理なく始められます。
料金プラン(税込)
| プラン | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| ピラティス グループマシンクラス | 月4回 14,850円〜 | 最大5名。マシン10台完備 |
| ヨガ・ピラティス グループマットクラス | 月4回 11,000円〜 | 最大6名の少人数制 |
| ヨガ・ピラティス パーソナルコース | 月4回 35,200円〜 | 完全オーダーメイド |
| 体験レッスン | 2,200円〜 | 初回の方専用特別価格 |
頻度を上げたい方は「マシン+ヨガ」の同時受講がおすすめ
週2回の頻度を確保したい方には、グループマシンクラスとグループマットクラスの併用という通い方があります。マシンで筋力と正しいフォームを身につけ、マットクラスで柔軟性とリラックスを補うことで、単体よりも効率的な身体づくりが目指せます。料金の詳細は「料金プラン」を、相場との比較は「マシンピラティスの料金相場」をご覧ください。
姪浜駅南口から徒歩3分、無料駐車場5台完備。営業時間は月〜金9:30〜21:30、土曜8:30〜17:30、日曜8:30〜14:30(定休日:第5週)なので、仕事帰りや買い物ついでにも通いやすい環境です。担当するのは理学療法士監修のもとトレーニングを積んだインストラクターで、一人ひとりの身体に合わせて頻度・強度の相談ができます。
2,200円から体験レッスンを予約する → https://natura.hacomono.jp/home
よくある質問
Q1. ピラティスは週1回でも効果がありますか?
週1回(月4回)でも継続すれば効果は期待できます。3ヶ月(12回前後)ほどで姿勢や動きやすさの変化を感じ始める方が多く、初心者や運動習慣のない方はまず週1回からの習慣化がおすすめです。早く変化を感じたい場合は週2回以上を検討しましょう。
Q2. ピラティスは毎日やってもいいですか?
軽い強度なら毎日でも問題ありませんが、初心者が強度の高いレッスンを毎日行うのはおすすめしません。筋肉の回復には休息が必要で、疲労の蓄積はけがや挫折の原因になります。スタジオレッスンは週1〜3回とし、他の日は呼吸や姿勢の意識、軽いストレッチにとどめるのが安全です。
Q3. マシンピラティスは月何回通うのが理想ですか?
初心者は月4回(週1回ペース)が基準です。マシンは動きを補助し負荷を調整できるため、週1〜2回でも変化を実感しやすいのが特長です。リフレッシュ目的なら月3回、忙しい方は月2回+自宅での復習という通い方もできます。
Q4. 効果は何回くらいで実感できますか?
個人差はありますが、1回目で身体の軽さ、4〜5回(約1ヶ月)で姿勢や柔軟性の変化、10〜12回(約3ヶ月)で筋持久力や柔軟性、見た目の変化を感じ始める方が多い傾向です。まずは3ヶ月の継続を目安にしましょう。詳しくはピラティスの効果はいつから?で解説しています。
Q5. 月2回でも効果はありますか?
月2回でも、続けることで身体の使い方を学ぶことはできます。ただ、慢性腰痛の方を対象にした研究では、週1回より週2回のほうが改善が大きかったと報告されています。変化を感じたい方は月4回以上がおすすめです。月2回の方は、レッスンで習った動きを自宅で週1〜2回復習すると、身体が動きを覚えやすくなります。
Q6. 週3回以上通えば、もっと効果がありますか?
慢性腰痛の方を対象にした研究では、週3回と週2回で改善の大きさにほとんど差がありませんでした。回数を増やすより、週1〜2回を無理なく続け、疲れをためないことを優先しましょう。
まとめ|自分に合った頻度で続けることが効果への近道
ピラティスの頻度について、重要なポイントをおさらいします。
- 初心者は週1回(月4回)から始めて習慣化し、慣れたら目的に応じて週2〜3回へ
- ダイエット・引き締めは週2〜3回、姿勢・肩こり改善は週2回、リハビリ・柔軟性向上は週1〜2回が目安
- 通えない週は姿勢・呼吸の意識や自宅ストレッチ、有酸素運動で補える
ピラティスは短期間で劇的に変わるものではなく、最低でも合計10回・3ヶ月の継続が効果実感の目安です。だからこそ、無理なく通える立地・料金・雰囲気のスタジオを選ぶことが何より大切です。
福岡・姪浜エリアでピラティスをお探しの方は、Natura姪浜スタジオの体験レッスン(2,200円〜)で、ご自身に合った頻度をインストラクターと一緒に見つけてみませんか。
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この記事の監修者
坂元 大海(さかもと おおみ)
理学療法士/アークメディカルジャパン株式会社 代表取締役
理学療法士・柔道整復師・鍼灸師の3つの医療系国家資格に加え、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(AT)、MBA(経営学修士)を保有。整形外科での臨床経験を経て、2011年よりアークメディカルジャパン株式会社代表取締役として鍼灸整骨院・ピラティススタジオNaturaを運営。医療・スポーツ・経営の知見を活かし、久留米大学・九州共立大学等での講師や、医療専門職向け学習プラットフォーム「XPERT」の開発責任者も務める。 プロフィール:https://xpert.link/teacher/4/
この記事の執筆者
野﨑 奈緒美
理学療法士、ネバダ州立大学公認マットピラティスインストラクター、STOTT PILATES マット&リフォーマー、全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクター
2003年から10年間福岡市内の整形外科で理学療法士として勤務。現在はプロスポーツ選手やアスリート、一般の方を対象に運動指導を行うほか、ウィメンズヘルス分野の運動指導も積極的に行っている。
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