2025.04.03

ピラティスで痩せる?ヨガとどっちが痩せるかを理学療法士が解説|消費カロリーと頻度の目安

ピラティスで痩せる?体型づくりに向く理由、消費カロリーとヨガの比較、研究でわかっていること、頻度と期間の目安

「ピラティスで痩せますか?」

——Naturaにお越しになる方から、いちばん多くいただく質問のひとつです。結論からいうと、短期間で体重を落としたい方にピラティスは向いていません。しかし「食事を極端に減らさず、リバウンドせず、姿勢まで整えたい」なら、これほど相性の良い運動はなかなかありません。この記事では、消費カロリーの実際から頻度・期間の目安、痩せない時の見直し方まで、理学療法士の視点で誠実にお伝えします。

30秒でわかる結論(2026年10月更新)

疑問答え
ピラティスで痩せる?運動だけで大きく体重が減る運動ではありません。食事の見直しと組み合わせ、続けることで体型の変化につながります。
ヨガとどっちが痩せる?消費カロリーはどちらも穏やかで、大きな差はありません。筋力・姿勢ならピラティス、リラックス・柔軟性ならヨガ。続けやすい方を選ぶのが近道です。
研究では?肥満・過体重の方を対象にした研究のまとめでは、ピラティス・ヨガともに体重やBMIがやや減ったという報告があります(根拠の質は低〜中程度)。
頻度の目安週1〜2回を3ヶ月。体重より、ウエストや服のサイズの変化を目安に。

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結論:ピラティスで期待できる「本当のこと」

ピラティスは「1ヶ月で〇kg減量」といった短期的な体重減少を目指す運動ではありません。深層の筋肉(インナーマッスル:体の奥で姿勢を支える筋肉)を使いながら姿勢と体の使い方を整え、運動を長く続けやすくする運動です。食事の見直しと組み合わせることで、体型の変化につながります。

実際に続けている方からよく聞かれる変化は、次のようなものです。

  • 姿勢が変わり、周りから「痩せた?」と言われる
  • 洋服の着こなしが変わり、見た目の印象が軽くなる
  • 疲れにくくなり、動くのが楽しくなる
  • 運動が習慣になり、生活のリズムが整う
  • 無理のないペースで、長く続けられる

大切なのは、体重の数字より体型と体調が整うこと。ピラティスが得意なのは、まさにこの領域です。

急な減量ではなく、姿勢・身体の使い方・食事と休養を通じた痩せやすい体づくりを伝える図解

ピラティスが体型づくりに向いている3つの理由

① 姿勢が整うと、見た目のシルエットが変わる

猫背で肋骨が開いた姿勢だと、体重は同じでもお腹まわりが前に出て見えます。ピラティスで背骨や骨盤の位置、お腹まわりの使い方を練習すると、立ち姿が変わり、見た目の印象が軽くなります。体重の数字が大きく変わらなくても「服が着やすくなった」と感じる方がいるのはこのためです。

② 筋力と体の使い方が身につく

ピラティスは、体幹を安定させたまま手足を動かす運動です。マシンのバネで負荷を調整できるので、運動が久しぶりの方でも、筋力や筋持久力を少しずつ高めていけます。極端な食事制限で体重を落とすと筋肉まで減りやすいため、食事の見直しと筋力を保つ運動をセットにすることが大切です。

③ 続けやすく、生活習慣を整えるきっかけになる

ダイエットでいちばん難しいのは「続けること」です。ピラティスは関節への負担が少なく、呼吸に意識を向けながら動くため、心身のリフレッシュにもなります。運動が習慣になると、睡眠や食事のリズムを見直すきっかけにもなります。

ピラティスの消費カロリー|ヨガと比べると

運動の強さは「メッツ(METs:安静時を1としたときの何倍のエネルギーを使うか)」で表します。2024年版の身体活動のメッツ表(Compendium of Physical Activities)をもとに、体重55kgの方が1時間行ったときの消費エネルギーの目安を計算しました(安静時の消費分を含みます)。

運動メッツ1時間の目安(55kg)
ピラティス(一般)2.8約150kcal
ピラティス(伝統的なマット)1.8約100kcal
ヨガ(ハタヨガ)2.3約130kcal
パワーヨガ4.0約220kcal

マシンで負荷を上げれば消費量は増えますが、どちらにしても「レッスン中にたくさんカロリーを使う運動」ではありません。ピラティスの役割は、姿勢と筋力を整え、運動を続けられる体と習慣をつくることにあります。体重を落とす主役は、食事の見直しです。

ヨガとピラティス、どっちが痩せる?

消費カロリーだけで比べると、一般的なヨガとピラティスに大きな差はありません。違いは、得意なことです。

ピラティスヨガ
得意なこと体幹の安定、筋力・筋持久力、姿勢柔軟性、呼吸、リラックス
動き方体幹を保ちながら手足を動かすポーズと呼吸を組み合わせる
こんな方にお腹まわりや姿勢を引き締めたいストレスをためずに続けたい、体をほぐしたい

どちらを選ぶ場合も、いちばん大切なのは続けられることです。迷ったら両方を体験して、続けやすい方を選んでください。Naturaではマシンピラティスとマットピラティス・ヨガの両方を受けられます(姪浜のヨガ、ピラティスとヨガの違い)。

研究でわかっていること

ピラティス:過体重・肥満の成人393名を対象とした11件のランダム化比較試験をまとめた研究では、ピラティスを行ったグループで体重が平均2.4kg、BMIが1.17、体脂肪率が4.2ポイント減ったと報告されています。ただし、研究の質は「低〜中程度」とされています(Pilates for Overweight or Obesity: A Meta-Analysis. Front Physiol. 2021;12:643455)。

ヨガ:30件の研究(2,173名)をまとめた研究では、対象者全体では体重やBMIの変化は見られず、過体重・肥満の方に限るとBMIが減ったと報告されています。こちらも、結果のかたよりの可能性が指摘されています(Lauche R, et al. Prev Med. 2016;87:213-232)。

つまり、ピラティスもヨガも「それだけで大きく痩せる」とまではいえません。体型を変えたい方は、運動を続けることと、食事・睡眠の見直しを組み合わせることが現実的です。

有酸素運動・筋トレとの違いと組み合わせ方

用途で整理すると、「短期間で体重を落としたい」なら有酸素運動、「筋肉量を増やしたい」なら筋トレ、「姿勢まで整えて長く続けたい」ならピラティス、と役割が異なります。

比較項目有酸素運動(ウォーキング等)筋トレ(ウェイト等)ピラティス
エネルギー消費多い中程度少なめ
筋力・筋肉量△◎○
姿勢・体の使い方△△◎
関節への負担種目によるフォーム次第少なめ
続けやすさ天候・時間に左右される一人だと続きにくい指導を受けながら続けやすい

「筋トレやピラティスで太くなる?」は誤解です

「鍛えると腕や脚が太くなるのでは」と心配される方がいますが、適した負荷とメニューで行う限り、女性がムキムキになることはまずありません。むしろ筋肉がバランスよく働くことで、姿勢やボディラインが整って見えやすくなります。

有酸素運動・マットとの効果的な組み合わせ

ピラティス単体で完結させる必要はありません。ウォーキングなどの有酸素運動を週の中に加えると、エネルギー消費を増やせます。マシンとマットを週の中で組み合わせる(例:火曜にマシン、金曜にマット)のも、体幹の安定と柔軟性の両面から効果的です。食事面では、運動前は軽めの炭水化物でエネルギーを確保し、運動後はたんぱく質で筋肉の回復を助けるのがおすすめです。

有酸素運動、筋力トレーニング、ピラティスの主な役割を比較し、目的に合わせた組み合わせを示す図

週何回・何ヶ月で変わる?頻度と期間の目安

ダイエット目的なら週1〜2回のレッスンを最低3ヶ月続けるのが目安です。月2〜3回でも効果は見込めますが、実感までに時間がかかる傾向があります。逆に週3回以上に増やす場合は、疲労の蓄積によるけがに注意し、休養もセットで考えましょう。

変化のタイムラインの目安は次の通りです。

  • 1ヶ月目:姿勢・呼吸・体の使い方が変わる時期。体重に変化がなくても「ウエストが楽になった」と感じる方が多い
  • 2〜3ヶ月目:筋力や体の使い方が安定し、体型の変化が服のサイズや写真に表れ始める
  • 6ヶ月〜:見た目の変化が定着。運動が習慣として定着しやすい時期

体重を落とすだけなら極端な食事制限で1ヶ月に数kg減らすことも可能ですが、筋肉まで落ちてリバウンドしやすくなり、かえって太りやすい体質を招きかねません。焦らず、体型と体調を指標に続けることが結局の近道です。

ピラティスで痩せない人の3つの共通点と改善策

続けているのに変化を感じない場合、原因の多くは「頻度・強度の不足」「プログラムのミスマッチ」「続けにくい環境」の3つです。

① レッスンの頻度・強度が足りていない

月1〜2回のペースや、余裕を持ちすぎた強度では変化に時間がかかります。運動経験のある方は特に、強度が合っているかインストラクターに相談してみてください。

② プログラムや指導が自分に合っていない

筋肉のつき方や体のクセは一人ひとり違うため、画一的なレッスンでは狙った部位に効かないことがあります。解剖学に基づいて体を見られる指導者のもと、目的に合ったメニューを組むことが大切です。

③ 極端な食事制限や続けにくい環境で頑張っている

「食べないダイエット」は筋肉と代謝を落とし、痩せにくい体を作ってしまいます。また、通いにくい立地や大人数で放置されるスタジオは継続の妨げになります。ダイエットの最大の敵は意志の弱さではなく、続けられない仕組みで頑張ってしまうことです。

ピラティスで変化を感じないときに、運動のペース、プログラム内容、食事・日常活動・睡眠を見直す3つのポイントを示した図解。

40代からのダイエットにこそピラティスが向いている理由

40代で「以前の方法では痩せない」と感じるのは自然なことです。主な原因は、基礎代謝の低下、筋肉量の減少、ホルモンバランスの変化の3つ。若い頃と同じ食事・運動では、余分なエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなります。

ここで極端な糖質制限やカロリー制限に走ると、筋肉が減って基礎代謝がさらに下がり、リバウンドしやすくなります。40代以降に必要なのは「減らす」より「整える」発想。低負荷で関節にやさしく、筋力を保つ運動として続けやすいピラティスは、この年代のダイエットと好相性です。

Naturaでは、体を変えるには運動だけでは足りないと考え、「運動・栄養・休養」の3軸でサポートしています。運動はリフォーマーなど10台のマシンを備えたピラティス&ヨガ、栄養は「何をどう食べるか」を一緒に考えるアドバイス(極端な制限はしません)、休養は質の良い睡眠とリラクゼーション。睡眠は代謝と回復に直結するため、6〜8時間を目安にしっかり取ることもおすすめしています。40代・50代のスタジオ選びは、福岡で40代・50代女性がピラティスを始めるならもあわせてご覧ください。

こんな方に向いています——続けられるから、変わる

ピラティスは、次のような方に特に相性の良い運動です。

  • 過去のダイエットでリバウンドを繰り返してきた方
  • 40代以降で、お腹周りや代謝の変化を感じている方
  • 産後の体型戻しに悩んでいる方(詳しくは産後の骨盤ケア・体型戻し完全ガイドへ)
  • 運動が苦手・久しぶりの運動という方
  • 姿勢の悪さが気になる方

Naturaがマシン最大5名・マット最大6名の少人数制にこだわるのは、「続けられる仕組み」こそダイエット成功の本質だと考えているからです。インストラクターが一人ひとりの体調と進捗を見ながらペースを調整し、「今日はしんどい」と言える距離感を大切にしています。料金の目安はマシンピラティスの料金相場でも解説しています。

よくある質問

Q. 週何回通えば変化を感じますか?

A. 週1〜2回を3ヶ月続けると、姿勢や体の使い方の変化を実感される方が多いです。体型の変化は最低3ヶ月、見た目の定着は6ヶ月が目安です。月2〜3回でも効果は見込めますが、実感までに時間がかかる傾向があります。

Q. ピラティスだけで体重は減りますか?

A. 体重の数字だけ見ると、ピラティス単体で大きく減ることは多くありません。ただ「体重は同じなのに服のサイズが変わった」という声はよくあります。数字より体型と体調を指標にされることをおすすめします。

Q. 続けているのに痩せない場合はどうすればいいですか?

A. 頻度・強度の不足、プログラムのミスマッチ、極端な食事制限の3点を見直してみてください。特に食事を減らしすぎると筋肉と代謝が落ち、逆効果になります。Naturaでは運動と合わせて食事面のご相談も承っています。

Q. 食事制限は必要ですか?

A. 極端な制限は不要です。むしろ逆効果になりやすいため、Naturaでは「何をどう食べるか」を一緒に考えるご提案をしています。たんぱく質と野菜を意識するだけでも変化につながります。

Q. 体が硬くても、運動が苦手でも大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。ピラティスは低負荷で、マシンなら一人ひとりに合わせて負荷を調整できるため、運動経験ゼロの方こそ始めやすい運動です。体が硬い方はむしろ変化を感じやすい傾向があり、柔軟性は結果としてついてきます。

福岡・姪浜でNaturaが選ばれる理由・まとめ

ピラティスは、短期間で体重を落とす運動ではありません。けれども、姿勢と筋力を整え、無理なく続けられる運動として、食事の見直しと組み合わせたダイエットを支えてくれます。

Natura(ナチュラ)は、理学療法士監修の安全なレッスン設計、マシン最大5名・マット最大6名の少人数制、マシン10台完備、運動・栄養・休養の3軸サポートで、福岡市西区・姪浜・糸島エリアの皆さまの体づくりをお手伝いしています。姪浜駅から徒歩3分、仕事帰りや買い物ついでにも通いやすい立地です。ピラティスの効果全般はピラティスの効果のページでも詳しくご紹介しています。

リバウンドを繰り返してきた方、無理な食事制限に疲れた方——その一歩を、姪浜のNaturaで踏み出してみませんか。押し売りは一切ありません。

まずは体験レッスンへ 2,200円(税込)〜・動きやすい服装でお越しください(ウェアレンタルあり)。

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【本記事の監修者】

坂元 大海
理学療法士、鍼灸師、柔道整復師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、MBA(経営学修士)、ネバダ州立大学公認マスターピラティスインストラクター

100名以上のプロ選手や日本代表、俳優のコンディショニングを担当。大学(久留米大学、九州共立大学など)での講師や国際的スポーツ大会でのサポート実績あり。専門書の執筆多数。フィットネス・ヘルスケア企業のコンサルティングも10社以上実施している。

【本記事の執筆者】

野﨑 奈緒美
理学療法士、ネバダ州立大学公認マットピラティスインストラクター/STOTT PILATES マット&リフォーマー/全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクターなど

2003年から10年間福岡市内の整形外科で理学療法士として勤務。現在ではプロスポーツ選手やアスリート、一般の方を対象に運動指導を行っている。また、ウィメンズヘルス分野の運動指導も積極的に行っている。

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迷っている方には、マシンピラティスをおすすめしています。

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